妊娠編 7ヶ月~入院準備

入院中のお金のことでびっくりしたこと

出産は病気ではないので、健康保険がききません。
出産については、現在の時点では健康保険に加入していれば一律42万円の補助が出ます。
分娩の方法と入院の日数によって金額は変わりますが、よほど困難な手術などの処置が行われない限りは42万円以内で納まります。

普通分娩と帝王切開では、イレギュラーなことが無ければ、帝王切開の方が金額は安くなります。
帝王切開になると手術になり保険が適用できるので、結果的に自費で支払う金額が安くなるようです。

ちなみに、わたしは緊急帝王切開で10日間の入院で、35万円くらいでした。
補助で給付される42万円に達していなければ、その分の差額を請求することもできます。
そのときに領収明細書が必要になりますので、必ず保管しておいてください。

わたしは術後に麻酔で動けない間に足が圧迫されていたようで、両膝が痛くなってしまい、
入院中に湿布と漢方薬を処方してもらいました。

退院するときの検査で貧血と出たので、貧血の薬も処方してもらいました。
これらの薬代は保険が適用になって、分娩の自費とは別に保険の負担金額分だけ支払いました。

赤ちゃんの治療についてのお金は、退院する時点では保険証が間に合わないので、自費になります。
うちの場合は1週間ほど保育器に入っていて、いろいろな検査もされたので50万円くらいになっていました…。

総合病院では一時的な自費であっても支払いを求めるところが多いですが、金額が大きいのでさすがに病院も考慮してくれます。
1ヶ月検診のときまで支払いは待ってくれますので、それまでに保険証をつくっておけば大丈夫です。

ただ、わたしがものすごく驚いたことが、入院中の赤ちゃんの紙オムツとミルク代は自費とういうことです。
しかも、入院期間や病院によって異なりますが、ミルク代 5,000円  オムツ代 9,000円 と、かなり高額でした。

うちは赤ちゃんが生まれてから1週間ほどの期間ですが、こんな金額になりました。
ミルクは、完全母乳にするつもりであっても、出産直後はまだ母乳の量が少量しか出ないので、おっぱいをあげた後で足りない量をミルクを足すという形でした。

わたしの入院した病院では、助産師さんが毎回用意してくださっていました。
わたしは母乳がよく出てミルクを足さないときもあったのですが、関係なく請求されていました。

1日に10枚オムツを取り替えたとしても、1週間で70枚です。
普通にドラッグストアやネットで購入したら、3カートンは買えます。
事前にオムツを自分で購入しておいて、持ち込んで使用すれば請求されずに済むのでしょうかね…。

それから、1ヶ月検診の費用も自費になります。
1ヶ月検診は出産した病院で受けることになっていて、お母さんと赤ちゃんがそれぞれその後の状態を検査してもらうのですが、いずれも自費になります。

お母さんは子宮の状態などを検査されて、3,000円でした。
赤ちゃんは体重や身長の計測、診察で5,500円でした。

うちは赤ちゃんは胸部のレントゲンを撮ったのですが、その分は保険が適用になりました。
検診代は補助が出て、無料になると思っていたのでびっくりしました。

それ以降の3ヶ月検診などは、住んでいる地域の福祉で受けられるので無料です。

入院準備で必要だったもの

予定日が近付いてくると、入院の用意をしなければいけません。
わたしは2月の半ばが予定日だったので、お正月のときに実家に帰省した際に買い物に行きました。

住んでいるところが田舎で、赤ちゃん本舗も西松屋もないので、帰省したときに出産後の準備で必要なものもまとめて買い物をしたのですが、
そのときに思ったことは、入院・出産準備は8ヶ月までにしておいた方がいい!!ということです。

8ヶ月といわず、早めの方いいと思います。
赤ちゃん本舗と西松屋をはしごして、2日連続で買い物に行ったのですが、ものすごく大変でした。

ベビー服はどれも可愛くて迷ってしまうのでゆっくり選びたかったのですが、とてもそんな余裕ありませんでした。
大きなお腹で店内をウロウロするのは、自分が思っている以上に身体に負担がかかります。

一気に全部そろえると、大きなものもあるので荷物もかなりたくさんになります。
しかも、初めての妊娠だったので、赤ちゃん本舗や西松屋に行くのも初めてということで、

どこになにが置いてあるかがわからずかなりウロウロしてしまいました。
とても大変だったので、ネットショッピングを利用する方が歩かなくて済むのでいいな、と思いました。

【入院で必要なもの】
わたしが分娩した病院は、必要なものはだいたい病院が用意してくれていて、事前に母親教室で追加で必要になりそうなものは教えてくれました。
なので、自分が分娩する病院が用意してくれるものを先にチェックしておいた方がいいです。

>病院が用意してくれたもの
○産褥ショーツ 1枚
○分娩直後、破水時用ナプキン 5枚
○悪露用ナプキン 20枚
○消毒コットン 20枚×2箱
○母乳パッド 20枚
○授乳時の消毒コットン 20枚×1箱
○へその緒の消毒セット

>購入したもの
○産褥ショーツ 1枚
○授乳用パジャマ 2着
○授乳用ブラジャー 3枚
○母乳パッド
○退院時に着る服(授乳服・授乳用肌着)
○赤ちゃん用の服
○授乳クッション

>上記以外で用意したもの
・生理用ショーツ 3枚
・バスタオル 2枚
・フェイスタオル 5枚
・ハミガキ&洗顔&お風呂グッズ
・ペットボトルのジュース、お茶
・スリッパ

こんな感じです。

わたしは予定日より3日遅れで出産しましたが、夜中の3時半ごろに突然破水して飛び起きました。

入院の用意がまだ8割ほどしか出来ておらず、しばらく家を空けることになるので片付けなどをしなければいけなくて、溢れてくる羊水に焦りながら40分くらいかかってようやく準備をしました。

そのときに、『入院中にしておいてほしいこと』を旦那さんにメモで残しました。
食料品の腐りそうなものを処分する、お風呂掃除、ゴミを出す、というようなことです。

男の人は細かく指示を書いておかないとやっておいてもらえないので……。
動くたびに羊水が出てしまうので動いてはいけないことはわかっているけど、準備ができていないので動かなくてはいけない…
という状況になってしまいとても大変でした。

陣痛からの出産であれば、陣痛の波が落ち着いたタイミングを見計らって用意を進めることはできますが、わたしのように
突然破水してしまうと動けなくなるので困ります。
なので、用意はしっかり早めにしておくことをオススメします。

破水したときの備えには夜用ナプキン&防水シーツで!

出産前にお義姉さんから破水した場合の備えを聞いてはいたのですが、「自分は破水しないだろう」と根拠のない自信を持っていました。

破水も帝王切開も、自分にはまったく関係ないだろうと思っていましたが、両方とも経験することになってしまいました。
破水は本当に大変だったので、ぜひ備えておいて欲しいです。

○夜用ナプキン
ソフィ ボディフィット スーパーナイトガード 羽なし29cmつけていたおかげでベッドと布団を汚すことはありませんでした。ただ、動くと羊水が大量に出てきてしまったので、パジャマはびしょびしょになり、病院に行くまでに3,4枚付け替えました。

わたしは破水したときのために、予定日からナプキンを着けていました。
夜中に破水することが多いと聞いていたので、寝るときにしかつけていませんでした。

実際、本当に夜中に破水しました。
わたしは夜中の3時ごろに1度トイレで目を覚まして、ベッドに入ったときに少し尿漏れのような感覚がありました。

そのまま再び眠りについていたら、30分後に大量に羊水が出てきて飛び起きました。
すぐさまトイレに駆け込んで、ナプキンを取り替えて病院に電話しました。

羊水は白っぽくて臭いと聞いていたのですが、色は少し白く濁ったような色で、においはしませんでした。
あとで助産師さんに聞いたら、新鮮な羊水は匂いがしないそうです。

すぐに入院の用意をして病院に来てくださいと言われたのですが、用意をしている間に羊水がいっぱい出てきてしまい、
購入したナプキンではすぐに溢れてきてしまいました。3,4枚付け替えて、40分ほどかけて準備ができました。

ナプキンを購入しておいてよかったとは思いましたが、もっと大きめのものを購入しておけばよかったと思いました。
わたしの場合は自宅だったので本当によかったと思いましたが、外出先で破水したら本当に大変だと思います。

羊水は自分の意思でとめられないので、動けなくなります。
レギュラーサイズのナプキンではすぐに溢れてしまうので、大きめのナプキンをつけておくことをおすすめします。
それから、5枚以上は予備で持っておくといいと思います。

○防水シーツ 70cm×90cm
西松屋で購入しました。
わたしが破水したときは使用していなかったのですが、あとで赤ちゃん用に購入することになったときに、

どうせ購入するのであれば、破水時用のために敷いておけばよかったと後悔しました。
表面は綿80%、ポリエステル20%でタオルのような肌触りです。

洗濯しても毛羽立つこともなかったです。
フワフワのタオルというよりは、洗濯されて少しくたびれたタオル…という感じで、安っぽい感じはします。

うちの赤ちゃんが肌が強いということもあるかもしれませんが、こすれて肌が傷ついたということはありません。
防水という役目は果たしてくれているので、十分でした。

とても軽くて赤ちゃんが動くとズレてしまうので、赤ちゃんに使用するときは防水シーツの上にバスタオルを置いて使用していました。
それに、赤ちゃんがおもちゃにして遊んでしまうので、そのまま1枚で敷いて使用するのは難しいです。

赤ちゃんが大きくなってもお漏らし用にも使用できるのではないかと考えています。
破水したらすぐに入院しなければいけなくなるので、ベッドが汚れてしまったあとにすぐ掃除してくれるような人がいない
場合は必要だと思います。

防水シーツは1枚あれば長く使用できるので、出産前に購入して破水用に備えておくことをおすすめします。

妊娠線予防は普通のボディクリームで十分!!

わたしは妊娠線予防用のオイルもクリームも、どちらも購入しませんでしたが妊娠線はできませんでした。
普段使用していた美容パックの液体を使用後にお腹につけていました。

パックに残った美容液がもったいなかったので、使用済みのパックを畳んでお腹に拭くような感じで。
化粧水を浸したコットンのような感じではなく、ただ拭くだけです。

それで、あとは軽く叩いて乾かすくらいです。自然乾燥orまったく乾かさずにパジャマを着ることもありました。
忘れることもたまにあったので、だいたい毎日という頻度でした。

あとはたまに普段使用しているボディクリームをお腹にぬっていました。
これもパック同様、1日1回お風呂上りだけです。

わたしは2月が出産予定日だったので、お腹が大きく膨らむ妊娠後期は空気が乾燥する季節でした。
本当は朝にも塗りたいところだったのですが、寒くてとてもお腹をだすような気が起きませんでした。

ズボラな性格なので、毎日しっかりケアをしていたわけではなく、しっかりと丁寧に塗り込んでいた…というわけでもなく、
適当な感じでやっていました。

お腹があまり大きくならなかったというわけでもなく、むしろ初産にしては大きく膨らんだ方だと思います。
わたしはもともと乾燥肌で、膝や肘は毎年冬になるとカサカサになるタイプでした。
痩せ型ではなくちょっとぽっちゃり体型で、お腹の肉は手でつかめる程度でした。

いずれも妊娠線を予防するためのものではなく、特別なものでもなかったのですが、妊娠線はまったく出来ませんでした。
美容パックはネットで購入した韓国製のもので、ボディクリームはビオレの保湿クリームです。
妊娠線予防用のものでなくても効果はあります。

マタニティ服は下だけあれば十分!

今は可愛いマタニティ服がたくさんありますが、妊娠の初期~中期は、マタニティ服は必要ありません。
早い人でだいたい5ヶ月から、普通の人で6ヶ月からお腹が大きくなってくるのですが、上下ともに7ヶ月くらいまでは手持ちの洋服で大丈夫です。(ピッタリめ、細身の服しか持っていないという人は難しいかもしれませんが)

トップスは、授乳用以外では買う必要はないと思います。
わたしは冬だったので、厚手のニットを買いましたが、わざわざマタニティのものを買う必要はありません。

ただ、ユニクロで買ったパーカーは、前のチャックが閉められなくなるので、ゆったりめのLサイズを購入しました。
コートも、ピッタリめのものはチャックが閉められなくなりました。

ゆったりしたもので、ギリギリなんとか…、という感じでした。
お腹まわりが絞られていないゆったりめのものが一着あればなんとかなります。

下は、お腹が大きくなってきたら圧迫しないようにゆったりめを着る方がいいです。
というより、手持ちのパンツは履けなくなると思います。

下腹あたりが前に膨らんでくるような感じになります。
マキシワンピースはお腹がゆったりしているので、妊娠中でも妊娠中以外でも着れるのでいいです。

ゴムのロングスカートは、中期のころまではいいですが、後期になると子宮で胃が圧迫されてしまうので、お腹にゴムがあたっても駄目だし、上に上げると胃に当たって苦しくなるし…、という感じでした。

パンツも、ローライズのものであればちょうどお腹に当たらないので、中期くらいまでは履けますが、後期は
足がむくみやすくなるのでぴちぴちになって動きにくくなります。

わたしが妊娠中に買ったマタニティ服は、お腹まわりがゆったりした黒のスキニーパンツと、同じタイプのデニムだけです。
両方とも赤ちゃん本舗で購入しました。

値段はハッキリ覚えていませんが、セールのときに購入したので2千円~3千円くらいだったと思います。
両方とも、どの服にも合わせやすいので、後期は毎日履いていました。

デニムは素材的に少し硬いので、黒のスキニーパンの方がヘビロテでした。
妊娠後期はとにかく身体が重くて疲れやすいので、ゆったりした服がおすすめです。

少し動いては横になっての繰り返しで、わたしは1日の半分くらいは寝ていました。
黒のレギパンは、締め付け感がまったくなくてゆったりしていたので、そのままベッドで横になってもラクでした。

わたしの済んでいる地域は雪が降るような寒いところなので、パンツの下にさらにユニクロのヒートテックのももひきを履いていましたが、それを履いても動きにくさはなかったです。

また、膝下までの厚手の靴下を履いても締め付けられるような感じはなかったです。
お腹の上まで布があるので、冷えも防げてよかったです。

購入するときのサイズですが、わたしは店舗で試着してから購入しましたが、お腹まわりはゆったり伸縮するようになっているので、今まで履いていたパンツと同じサイズで考えていいと思います。

お腹はどんどん大きくなりますが、お尻や太股のサイズに変化はありませんでした。
見た目も、スキニーパンツなので太って見えるようなことはありません。

出産後は、ウエストがゆるゆるでズリ落ちてきてしまうので履いていません。
……将来、おばさんになって太ってしまったときにでも履こうかな、と思っています。